Guide

loqi の使い方

loqi は、動画に「しゃべる字幕」を付けるアプリです。字幕を作り、好きな声を割り当て、スタイルを整えて、1本の動画に書き出すまでの流れを説明します。

  1. プロジェクトを作る — 動画を読み込む
  2. 字幕を作る — 自動文字起こし / テキスト読み込み / 手入力
  3. 字幕に声を割り当てる
  4. 声を選ぶ — Apple / VOICEVOX / Google Cloud TTS
  5. スタイルを整える — プリセット / カスタマイズ / フォント
  6. タイミングを調整する
  7. 書き出す
  8. 設定

1. プロジェクトを作る

動画を1本選ぶと、プロジェクトが作られます。

初回起動時のホーム画面

ホーム画面から始める

「新規作成」をタップして、写真ライブラリから動画を選びます。右上の ? でこのページを、歯車で設定を開けます。

写真ライブラリへのアクセス許可

写真ライブラリへのアクセスを許可する

初回は写真ライブラリへのアクセス許可を求められます。動画を読み込むために必要です。

「許可しない」を選んでしまった場合は、iOS の「設定」→「loqi」からいつでも変更できます。

写真ライブラリの動画一覧

動画を選ぶ

字幕を付けたい動画を1本選びます。縦動画・横動画のどちらにも対応しています。

字幕の作成方法の選択

字幕の作り方を選ぶ

動画を読み込むと、字幕の作り方を選ぶ画面になります。

  • 動画の音声から自動作成 — 動画の声を文字起こしして字幕にします(iOS 26 以降)
  • テキストの読み込み — テキストファイルや字幕ファイルから作ります
  • あとで字幕を追加 — 空の状態から手入力で作ります
プロジェクトが並んだホーム画面

プロジェクトはホームに並ぶ

作ったプロジェクトはホーム画面に並び、タップでいつでも編集を再開できます。長押しメニューから名前の変更や削除ができます。

2. 字幕を作る

3つの作り方それぞれの流れです。あとからの追加・編集はどの方法でも共通です。

自動文字起こしの進捗

動画の音声から自動作成する

動画の音声を解析して、話した内容がそのまま字幕になります。処理はすべて端末の中で行われ、動画や音声が外部に送信されることはありません。

この機能は iOS 26 以降で使えます。長い動画は文字起こしに時間がかかります。

ファイルアプリのテキストファイル一覧

テキストファイルから作る

「ファイル」アプリからテキストを選んで読み込みます。プレーンテキスト(.txt)は文の区切りで自動分割され、字幕ファイル(.srt / .vtt)はタイミング付きで読み込まれます。

.txt の分割のしかたは「設定」→「字幕の読み込み」で変更できます。

テキスト読み込み後の字幕一覧

読み込み後は字幕が並ぶ

読み込んだテキストが字幕として並びます。この画面(ボイスタブ)が編集の中心になります。

空の字幕一覧

手入力で作る

「あとで字幕を追加」を選ぶと、字幕の無い状態から始まります。動画を見ながら1つずつ字幕を足していくスタイルです。

字幕のテキスト入力画面

「+ 字幕」で追加する

「+ 字幕」をタップすると、いま動画が止まっている位置に字幕を追加できます。テキストを入力して保存します。続けて入力するときは「もう1つ追加」が便利です。

3. 字幕に声を割り当てる

ボイスタブでは、字幕ごとに「誰の声で読み上げるか」を決めます。

ボイスタブの字幕一覧

アイコンをタップして声を変える

各字幕の左の丸いアイコンが、その字幕の声です。タップすると声の選択画面が開きます。字幕をダブルタップすると、その位置から再生して確認できます。

吹き出しに斜線のアイコンは「無音」(表示だけで読み上げない)を表します。

字幕の長押しメニュー

長押しで編集メニュー

字幕を長押しすると、テキストの編集、前後への字幕の追加、削除などのメニューが開きます。スワイプでも編集(右へ)・削除(左へ)できます。

選択モードで複数の字幕を選択

まとめて声を変える

右上の「選択」をタップすると選択モードになり、複数の字幕を選んで声の一括変更や一括削除ができます。「すべて選択」で全字幕を同じ声にするのが一番よく使う操作です。

4. 声を選ぶ

声は3種類のエンジンから選べます。ほかに「無音」(字幕だけ表示)と「元の音声」(動画の音をそのまま使う)も選べます。

声の選択画面

声の選択画面

Apple の音声はすぐに使えます。VOICEVOX と Google Cloud TTS は、初回だけセットアップ(ダウンロードやキーの設定)が必要です。

最近使った声の表示

最近使った声

一度使った声は選択画面の上部に並び、次からワンタップで選べます。

Appleの音声一覧

Apple の音声

iOS に内蔵されている読み上げ音声です。ダウンロード不要ですぐに使えます。▶︎ で試聴できます。

VOICEVOXのダウンロード画面

VOICEVOX — 初回セットアップ

ずんだもん・四国めたんなどのキャラクター音声を無料で使えます。初回に辞書ファイル(必須)と、使いたい声のダウンロードが必要です。

ファイルサイズが大きいので Wi-Fi でのダウンロードをおすすめします。合成はすべて端末の中で行われます。

VOICEVOXのダウンロード済み画面

ダウンロードの管理

ダウンロード済みの声はいつでも削除できます。使わなくなった声を消せば端末の空き容量が戻ります。

VOICEVOXのキャラクター一覧

キャラクターを選ぶ

ダウンロードしたキャラクターの一覧です。キャラクターを選ぶとスタイルの一覧に進みます。

VOICEVOXのスタイル一覧

スタイルを選ぶ

同じキャラクターでも「ノーマル」「あまあま」など複数の話し方(スタイル)があります。

VOICEVOXの試聴

試聴して決める

▶︎ をタップすると、その声で字幕のテキストを試聴できます(再生中は ■ で停止)。「決定」でその声が字幕に割り当てられます。

VOICEVOX の音声で作った動画を公開するときは、「VOICEVOX:ずんだもん」のようなクレジット表記が必要です。詳しくはアプリの「設定」→「VOICEVOX 利用規約」をご覧ください。

Google Cloud TTSのセットアップ画面

Google Cloud TTS — 初回セットアップ

Google のクラウド音声合成です。利用にはご自身の Google Cloud API キーが必要です。取得の手順はAPIキーの取得方法にまとめてあります。

キーは端末の中(キーチェーン)にのみ保存されます。読み上げるテキストは合成のために Google に送信されます。

Google Cloud TTSのキー設定済み画面

キーの管理

設定したキーは「設定」→「音声合成」→「Google Cloud TTS」でいつでも確認・削除できます。

Google Cloud TTSの音声一覧

Google の音声

日本語の Neural2 音声(女性1・男性2)から選べます。毎月の無料枠(100万文字)があるため、通常の字幕動画の利用で料金が発生することはまずありません。

5. スタイルを整える

スタイルタブでは、字幕の見た目(フォント・色・縁取り・背景・位置)を決めます。

スタイルタブの字幕一覧

スタイルタブ

各字幕が「実際の動画にスタイルを載せたサムネイル」で並びます。サムネイルをタップするとスタイル選択画面が開きます。

スタイルの一括選択

まとめてスタイルを変える

「選択」で複数の字幕を選んで、一括でスタイルを変更できます。動画全体でスタイルを統一するときは「すべて選択」が便利です。

スタイルのプリセット一覧

プリセットから選ぶ

上のプレビューは実際の動画と字幕テキストで表示されます。プリセットを選んで「これを使う」で適用。お気に入り登録したスタイルは「マイスタイル」として上に並びます。

スタイルのカスタマイズ(上部)

カスタマイズする

「カスタマイズ」では、フォント・サイズ・文字色・縁取りを細かく調整できます。変更はプレビューに即時反映されます。

スタイルのカスタマイズ(下部)

配置と背景

画面の下半分では、字幕の位置(上・中・下や余白)と、背景(座布団・帯)を設定できます。気に入ったスタイルは ♡ でマイスタイルに保存し、「決定」で字幕に適用します。

「決定」せずに戻ると変更は破棄されます。残したい調整は ♡ で保存してから戻ってください。

フォント選択のトップ画面

フォントを選ぶ

フォントは3つの入口から選べます: iOS 内蔵フォント、Google Fonts、My Fonts(手持ちのフォントの取り込み)。一度使ったフォントは上部の「最近使った項目」からすぐ選べます。

iOSフォントの一覧

iOS フォント

iOS に内蔵されているフォントです。日本語フォントとその他に分かれて並び、ダウンロード不要ですぐ使えます。

Google Fontsの一覧

Google Fonts

日本語対応の Google Fonts を無料でダウンロードして使えます。右上のボタンで「人気順 / 名前順」を切り替えられます。

Google Fontsのダウンロード

スタイルごとにダウンロード

フォントの太さ(Regular / Bold など)ごとにダウンロードします。ダウンロード後すぐ字幕に使えます。不要になったらスワイプで削除できます。

My Fontsの画面

My Fonts — 手持ちのフォントを使う

お手持ちの .ttf / .otf フォントファイルを取り込んで使えます。「開く」をタップして、ファイルアプリからフォントを選びます。

ファイルアプリでフォントを選択

ファイルから選ぶ

iCloud Drive などに置いたフォントファイルを選択します。ファイルアプリの共有メニューから loqi に直接送ることもできます。

My Fontsにインストール済み

取り込んだフォント

取り込んだフォントは一覧に並び、iOS フォントと同じように字幕に使えます。

取り込むフォントは、ご自身が利用を許諾されているもの(購入済み・フリーライセンス等)をお使いください。

6. タイミングを調整する

タイミングタブでは、各字幕の開始位置と表示時間をバーのドラッグで調整します。

タイミング調整の画面

開始位置を動かす

各字幕のバーを左右にドラッグすると、開始位置が動きます。動かせる範囲は色の濃さで表示され、再生位置の字幕はハイライトされます。左下のカメのボタンを押さえながらドラッグすると微調整モードになります。

長さ調整モードの画面

表示時間を伸ばす・縮める

右下のボタンで「長さ調整モード」に切り替わります。バーを右にドラッグすると表示時間が伸び、左で縮みます(開始位置は動きません)。× で元のモードに戻ります。

7. 書き出す

編集画面の右上の共有ボタンから、字幕と音声を焼き込んだ1本の動画を書き出します。

書き出しの確認画面

書き出しの確認

書き出す前に、動画の長さや使用している声・フォントを確認できます。

VOICEVOX の声を使っている場合、書き出した動画を公開する際は「VOICEVOX:ずんだもん」のようなクレジット表記をお願いします。

書き出しの進捗画面

書き出し中

動画の長さに応じて時間がかかります。書き出し中はアプリを開いたままお待ちください。キャンセルもできます。

書き出し完了画面

保存・共有する

完了したら「写真に保存」するか、共有ボタンから他のアプリへ直接送れます。保存も共有もせずに閉じようとすると、確認が表示されます。

無料版では動画の隅に小さな「made with loqi」の透かしが入り、書き出しは10分までです。loqi+(買い切り)でどちらも解除されます。

8. 設定

設定画面

設定でできること

  • loqi+ — 透かしと10分制限の解除(購入・復元)
  • 字幕の読み込み — テキスト読み込み時の分割のしかた
  • 拡張辞書 — 固有名詞や新語の認識を強化する辞書の追加ダウンロード
  • 音声合成 — Google Cloud TTS の API キーの管理
  • 使い方(このページ)、VOICEVOX 利用規約、謝辞

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